サロンを始めた理由
せっかくここで新たにブログを始めたので、あらためて、僕が経営するサロンのこと、ビジョン、さらに自分自身のことなども時々語ってみたいと思います。
今回は、今のサロンをはじめた理由についてお話してみます。
そもそも施術家になりたいと思ったことなどなく、まして自分でサロン事業を起業して・・なんて考えたこともなかった僕がなぜ、サロンをたちあげてセラピストとして事業経営するようになったのか?
長くなるので、何回かに分けて書いていきます。
以前少し書きましたが、僕は大学時代、ピアニストとして音楽活動に明け暮れてました。
↑この写真は30代のころ。風鈴演奏家Yさんとの共演。
教員家系のため教員をめざして教職課程をとってはいたのですが、音楽活動が楽しすぎて教員になることに興味がなくなり途中でやめてしまいました。
「音楽を仕事にしたい・・」
本気でそう考えるようになっていました。
当時はバンドブーム。
とにかくバンドをやりたくて、大学入学してすぐ、怖そうな人が多かった(^_^;軽音学部に、ほとんど迷いなく入りました。
その後すぐ、ジャズ研のMさんから「かなり強引に」お誘いいただき、それまでまったく興味のなかったジャズピアノの世界にとびこみました。
やがて、クラシックにはない自由なジャズの世界に魅了され、気がつくとさまざまなイベント、バー、居酒屋、学園祭などで演奏するようになっていました。
また、ジャズ研とは別に組んでいたバンドでも、「ロッカーズ」というコンテストの予選に通り、本選に参加することに。
ジャズのユニットも含めると、ピーク時で4つのバンドをかけもちしていました。
ただ、楽しい反面、大きな問題がありました。
それは、当時、
「音楽の世界は、完全に夜型」
だったこと。
バーでの演奏が始まるのは夜、それが夜中過ぎまで続きます。
はっきりいって、とても不健康な世界でした。
もともと朝型生活人間だった僕も、しだいに夜型生活になり、睡眠時間をかなり削って音楽にのめりこんでいました。
大学4年になったばかりのある日、いつものように夜遅くまで居酒屋での演奏を終え、そのままほとんど寝ないで当時おつきあいしていた彼女と、遊園地へ行きました。
「なんとなくカラダの調子が悪いな・・」
と思いながら当時借りていた下宿部屋に彼女と一緒にいると、夜になって突然、不安感や動悸におそわれました。
それも、どんどんひどくなっていくのです。
パニック発作のはじまりでした。
「少し休めば良くなるだろう・・・」
と気楽に考えていましたが、じつはそこから、僕のはてしない「健康を取り戻すための旅」が始まることになります。